LOVE GAME!2024夏。大久保公園。歌舞伎町のど真ん中でJSL、ジャパン・サマー・リーグ・コラム。『影武者 その1』

column 32

go parkey的新宿夏の風物詩な”出来事”。それがLOVE GAME。新宿租界、歌舞伎町のど真ん中。ディープサウスならぬディープネオンの超絶ケイオスな街のプレイグラウンド。それが大久保公園。通称KDパーク。もしくはFATEパーク。この多種多様な喧騒の中で、今夏のLOVE GAMEは、NCAAデヴィジョン2のコーチ、マイクとコラボレーション。今回はそのジャパン・サマー・リーグについて、裏go parkey的視点で書く、影武者コラム。その1。

Article_go parkey

We are playground basketball residents like pikeys!!!

アメリカからコーチ・マイケルのチームが来日。歴史あるジャパン・サマー・リーグのキャンプで全国を巡回してきた彼らが行き着いた場所。それが大久保公園でした。それまでジムネイジアムやアリーナで行ってきたトライアウト。そのファイナルが、公園バスケでショーケースのトーナメントとしてしめくくられる。go parkey代表のABがクリニック中もゲーム中も、「このコートをつくってくれたKD(NBAスターのケビン・デュラント)も公園バスケからバスケを楽しんでNBAチャンピオン、オリンピック金メダルまでのぼりつめたんだぜ!」と何度もボーカルしていた通り、プロを夢見るキッズたちのクリニックの後、その夢見るキッズの目の前で、プロの卵たちがガシガシとラブゲームを繰り広げる。それを見て昂ったキッズが隣のコートで1on1して遊び出す。そんなチェーンリアクションが、フェンスの外から冷やかし半分で覗いていたチェーンスモーカーおじさんをも笑顔にさせる。これがケイオスな歌舞伎町の夏の1シーン。なかなかオツな感じです。

今回のコラムではこの日のリキャップは次回以降に後回しにして、影武者な人々にフォーカスして書いていこうと思っている。といっても、プレーヤーたちに参加してくれたキッズ、それにコーチ・マイク、クリニックのマエストロ・リッキーといったヘッドライナーたちから挙げていっても、たった1日の夏の蜃気楼、歌舞伎町の白昼夢、都会の目眩、そんなLOVE GAMEと言えども、その数は多数にのぼる。おそらくはコラムを何回かシリーズにしても足りないだろう。そんなことはわかっているけれど、今回も盛り上がったLOVE GAMEの心地よい疲労と余韻のままにつらつらと書き留めておきたいと思います。影武者というと、この日本語が世界中で知られているのは、黒澤明監督の時代劇スペクタクル『影武者』の方なので、その意味はどうしても、敵を欺き身代わりにするための親玉に似た人物というところにいきがち。しかし、他の意味で、ひとのために動く人物のことを言うのです。ということで、LOVE GAMEの新宿・夏のケイオスのために動いてくれたクレジットについて書き始めていこうと思います。

go parkeyのLOVE GAME、マエストロ・リッキーの影、MCを務めるABの影、ときにゲームのヘッドラインと、チラチラと顔とキャラをのぞかせてくれるのが、OGTことオガタとカッちゃんことカツオ(ってこれも本名じゃねーじゃないか) 。この2人は代表ABのロコであり、かつてはsomecityの老舗屋本舗チーム、F’squadのメンバー。彼らがストリートバイブルでローカルの公園バスケを啓蒙している頃からの仲。だから、go parkeyのようなコツコツと市役所の窓口をノックして、ゴシゴシとペイントして、アートコートのリノベーションと、アートコートができた後の有効活用とそのイノベーションをつくりだすことに理解をしてくれるし、協力を惜しまない。クリニックの手伝い、会場の設営と撤収、オフィシャルテーブル、ゲーム出場、しまいにはOGTは急遽足りなくなったレフリーもやってくれた。彼らはいつだって気持ちがいい。それはなぜか。ABを愛しているからか。そんなわけはない。もちろん信用に足る仲間同志ではあるが、愛とかイイね!とかってことじゃない。理由はシンプルかつストロング。彼らはLOVE GAMERだからだ。彼らは公園バスケで育ってきたし、バスケットのゲームが好きだし、その未来にだって大いに期待しているからだ。

ということで、OGTとカッちゃんの影武者っぷりは、とても心強い。そんな彼らのプッシュにこたえるように、go parkeyはもっともっとアートコート(ART COURT RENOVATION PROJECT)を増やし、アートコートの有効活用(LOVE GAME)をしていくのです。そうやって、OGTとカッちゃんにもさらに参加をしてもらうのです。いつも時間に追われた鬼の撤収作業のためにバタバタとしてちゃんと目を見て言えてなかったかもしれないから、こういうみんなが読んでくれるようなコラムのような場で、超私的ながら、2人の影武者に『ありがとうございます』と書いておきたいのです。2人の影武者といえば、カネゴンとUZI(元Bリーガー兼子氏と氏家氏)というフューチャー・ジェネレーションズに尽力する人物もいます。彼らは、キッズたちへ公園バスケとその遊び方(クリニック)の楽しさを伝えたい(というか一緒に遊びたい)LOVE GAMEのことを直接アプローチしてくれています。信頼できるコンダクターの呼びかけは、とてもありがたいものです。とくにカネゴンはこの大久保公園のペイント時からペンキを一緒に塗りながら働きかけてきてくれた影武者中の影武者。なかなかちゃんと言えてないので、超私的ながら、この2人の影武者にも『ありがとうございます』と書いておきたいのです。

そういえば、今回のマイク主催のJSLとのLOVE GAMEでは、カンタくんとシンゴくんという2人の影武者がチーム・マイクに帯同していました。彼らはもともとはアメリカへプレーヤーとしての活躍を期して渡ったヤングガンです。その道程で、ゲームに関わることの違うアプローチを見つけて、今回はマイクをフォローするために来日したのです。帰国したと言った方がいいのかもしれませんが、彼らが今なおアメリカのカレッジでLOVE GAMERとしてチャレンジをしていることを考えると、来日したと書いておきたいところです。この2人は、当日のgo parkeyのアシストから、プレーヤーとのやりとり、設営・撤収、その他なんでも自主性をもってアシストしてくれました。この2人の影武者は、スコット・スカイルズがオーランド・マジック時代に樹立した30アシストというゲームハイ記録をこの日で塗り替えたに違いありません。ストクトンでもキッドでもなく、クリス・ポールでもウエスト・ブルックでもなく、スカイルズと2人の影武者がLOVE GAMEレコードです。そんな冗談はさておき、マイクと一緒にやってきた2人の若き影武者にも、超私的ながら、この2人の影武者にも『ありがとうございます』と書いておきたいのです。そして、必ずまた会って、一緒にライトエナジーでプッシュしていこうと思うのです。今回はここまで。影武者コラムはその2へと続きます。

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