アタラシイ、アートコート出来マシタ。go parkey初ノ千葉ニ新名所。垣根ガナイ、フルオープン・コート!

column 39

2024年8月17日、台風一過。千葉市あすみが丘ふれいあの広場公園にて、go parkeyでは6箇所目となるアートコートが完成、お披露目しました。台風直撃予報もあって、当日の天気もロシアンルーレットなようなものでしたが、バッチリOK。素晴らしい晴天のもと、ローカル・ボーラーたちとセレブレーション・セッションしましたというコラム。

Article_go parkey

Shooting_Kenji Nakata

We are playground basketball residents like pikeys!!!

思えば5月に整地がおわり、そこから現場入りした今回。途中、長い梅雨期間があってタイムラグを生んだプロジェクトでした。ペイントとマスキングは、晴れてる間に塗り終えたり、貼り終えたりすればセーフ!ではありません。そのあと、ペンキがしっかり乾くまで好天が続いてくれなければ、溶解してしまいます。そうです、乾ききる前に雨に降られたら塗り直しになるのです。マスキングにいたっては、塗り始める前に雨天を挟んでしまったら、全部貼り替えになります。マスキングテープとフロアに、細微だとしても隙間が生まれてしまうからです。それがペンキの侵食、ムラを許してしまうのです。ということで、天気予報をにらめっこを続けながら、ペイントとマスキングを繰り返してきた今回のプロジェクトなのでした。完成まで、ひたすら待たせてしまったローカルズ。作業途中に何度か見にきてくれたり、差し入れしてくれたり。そういったキッズやボーラーや女子学生たちがいました。オープン当日には、作業中に交流した彼らの姿もあり、マイボールで思い思いにシューティングしていました。良い光景です。

オープンイベント当日。前日に台風が直撃するかもしれなかったということで、かねてから地元の夏祭にピントを合わせていたスケジュールにズレが生じました。梅雨で泣かされてきたゲームに、オーバータイムが待っていた感じです。花火大会も夏祭も翌日に順延に。しかも、それを当日、現場で知らされるという、ゲームであればコーチング・チェレンジしたいくらいのミス・コミュニケーション(ミスコール)です。といっても、go parkeyはいつだってフレキシブルを信条にしています。杓子定規なテンプレなやりとりを求めてくるわりにカチッとしてこない相手にだって、動じません。なぜなら、プレイグラウンドはいろいろな人がやって来て、いろいろな関わり方やプレイスタイルがあるものだからです。アジャストしながら、より楽しく正しい矢印(ムード・モード)をつくりだすのも大切なのです。go parkeyと一緒に新しいアートコートをセレブレーションしてくれたTriveのみなさん、DJ YOU、ゲストボーラーのJT、それにgo parkeysなボーラー、カツオやノブチカやジュンタロメンといったライトエナジー。この日を待ちわびてくれていたローカルたちのライトエナジー。それらが共鳴して楽しいイベントになりました。

楽しいイベント。楽しいプレイグラウンド。ガチのアートによるコートは、それだけで強いエネルギーがあります。そこに隠し味となるのがゴールパットです。プレイグランドのフープについているクッションです。ないところもありますが、構造上、あったほうがより安全かなというものもあります。go parkeyではパワープロジェクトの協力のもと、アートコートの隠し味として設置できるときは設置しています。今回はアーティストmurOneが描いた多彩なアート作品のキーカラーである赤にリンクしたパットを設置しました。これがまた良い感じで調和しています。ドネーションしてくれたTriveと、go parkeyの主催イベント”LOVE GAME”全般を支えてくれているパワープロジェクトのロゴ入りです。東京から電車で1時間30分。千葉のプレイグランドが、アートコートとゴールパットによってgo parkeyとそれをプッシュしてくれるスポンサーとつながっていく。そんなナラティブのタイトルでもあると、私たちはロゴについて考えているのです。

 台風一過のオープニング。ちょうど今回のアートコートのサイズが、オリンピック競技でもある3x3のレギュレーションと同じということで、千葉のプレイグランドでオフィシャルなコートの規格体験ができるのもおもしろいと思っています。オープニングでは、東京オリンピックでのこの競技のDJとして活躍したDJ YOUさんがライトエナジーをハウリングしてくれました。まさにこのアートコートへのベストなDJでした。さらには千葉在住の3x3プレーヤーでもあるJTがゲストで駆けつけてくれました。彼からは前からローカルの千葉のペイントに参加したい(塗るのを手伝いたい)という良いアプローチをもらっていたのもあり、彼がローカルボーラーたちに本気でマッチアップしてくれた(ラブ・ゲームってやつです)のも、今後ここでプレーし続ける者にとっては大きなギフトになってる気がしました。長い梅雨に頭をもたげつつも、そして台風に掻きむしられても、盛夏を迎え、木々の緑が色濃く輝く公園で、ガチのアーティストmurOneが描き下ろしてくれたガチのアートコートが、さらに鮮やかに多彩で魅せる。

そういう光景のはじまりを、ローカルボーラーやキッズ、さらには「今日のバスケはどこでする?」と家族で話してこのオープニング・セッションを知って・選んで遠方から来てくれた家族やラブゲーマーズ、そしてgo parkeyのライトエナジーを信じてプッシュしてくれるスタッフやスポンサーやDJや撮影班などと迎えて、セレブレーションして、プレー(セッション)できたこと。これがベスト。そこからはじまる千葉のアートコートのナラティブが、この日にピックアップゲームのルール(ネクスト待ちとか、ポイント計算やマネーポイントとか)や、環境保全について共有できたことによって、ローカル・カルチャーになっていく。帰属意識の高まりにつながっていく。go parkey設立当初から代表ABが掲げていることのひとつに、「おらが街のアートコートからオリンピックへ」というキャッチがあります。それはアートコートで遊びつくした公園バスケから、たとえば3x3プレーヤーとなって未来のオリンピック選手が誕生する可能性だって大いにあるということ。とくに3x3はバスケというよりストリート(プレイグラウンド)の要素が強い。オープニングデーで、3x3とまったく同じサイズのアートコートで、3x3のコートサイドDJとして活躍するDJ YOUと、千葉在住のおらが街の3x3プレーヤーJTが、ローカルボーラーとセッションし、キッズにクリニックする光景。そんな光景を見て、またひとつ確信できたことがあった1日。それが2024年8月17日、千葉市あすみが丘ふれいあの広場公園でのオープンイベント(LOVE GAME)だったのでした。

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ニューアイテム・オン・ザ・コート。go parkey流フォーマル、ワーク&プレイ・ウエア。