2024年、プロジェクト3年メノ春アートコート新章。

column 030

現在は2023年度に完成させたアートコート・プロジェクトの回想録動画を随時アップ中のgo parkey。埼玉県吉川市のアクアパークに続き、今後は東京都江戸川区の松本第二児童遊園の動画をアップ予定。ちなみに我々のプロジェクトの実践作業は、冬季はシーズンオフ。それは最高のプレイグラウンドのサーフェイスを保証するペンキの特性が関係しています。そして冬から春へ。いよいよ季節が変わります。2024年度の新しいプロジェクトはいつからはじまるのか。乞うご期待。というアバウトなコラム。

Article_go parkey

Photography_Kenji Nakata

We are playground basketball residents like pikeys!!!

フープがあってキッズがそこにいる。そんな公園を見つけたら、とにかくパシャパシャとシャッターを切る。実際にジャンプしてみる。走ってみる。周辺の環境を散策する。そうやってスポットシークをする日々。これはgo parkeyだけでなく、バスケットが好きな人なら必ずやってしまう、ローカル・フープ活動だろう。go parkeyは国内だけでなく、ここ最近はロサンゼルス、ネバダ、ユタ、ニューメキシコ、テキサス、アリゾナ、台北、ロンドンといった各地を回ってきた。そして、いたるところで出会ったレイグラウンドを写真に撮った。いろいろ空想力学した。(ここだったらコートは赤を基調にしてアーティストは●●がいいなぁ)とか(周辺の好ロケーションと境目がわからなくなるくらいアースカラーでまとめてしまうと楽しいなあ)とかっていう具合だ。ロンドンは、さすがフットボール大国。フープはだいたいゴールポストとセットとなった兼用プレイグラウンド。そこにスケボーでプッシュで来たキッズがリフティングとシューティングをミックスして楽しんでいた。なんともビジーでイージーなユースならではのノーフェンス(ノーガード)で、すべてを楽しむ(嗜むというか興味のすべてに手を出す)スタイルが垣間見れた。

そんな光景は、とても良いことだと思った。可能性や遊び方を限定させない。なんでもかんでも同じようにしなくていい。もちろん、フープだけの公園の方がバスケ的な見栄えはよい。しかし、フットボールもスケートもできるようなセッティングがある公園があってもいいなと思っている。いずれにせよ、上手い者と下手な者、後輩と先輩といった体育館の中に充満しがちなヒエラルキーから解放された場所であれば面白い。そして、現場でその街のルールやフレキシブルな対応を学べたらいい。なんてことを、我々も再確認しながら、ストックしているペンキのチャートを見たり、吉川のプレイグラウンドを手がけてくれたアーティスト舘鼻さんがディレクションした作品展や江戸川のプレイグラウンドを手がけてくれたアーティストIMAONEの作業現場に顔を出したりしていた。そうなのだ、まずは我々自身が先輩でもなければ後輩でもない、パイオニアと自負もしなければオリジナルと喧伝する必要もないのだ。ただひたすらに、プレイするにも作品的にもより良いアートコートを増やしたい。それだけ。それはすなわちキッズやラブゲーマーたちの選択肢が広がっていくということ。場所が増えていくということ。

そんなこんなで、go parkey内の自浄作用というかストーリー確認とペンキ残量はバッチリOKの冬期期間がいよいよ終わる。アリーナ・バスケのNCAAはマーチマッドネスのプライムで、NBAはここからポストシーズン、ファイナルへとまっしぐら。プレイグラウンドではタンクトップやTシャツのラブゲーマーが増えてくる。そして、我々は次なるアートコートのペイントへ繰り出す。もう少しプロジェクトが進んだら、オフィシャルで告知できると思いますが、通算第6弾めのリノベーションがはじまります。アーティストも決定しました。工期中のキッズ・ペイントや、完成後のローンチイベントも企画してるので、新しい街の新しいアートコートへ、ぜひ遊びに来てください。まあ、そんな時にgo parkeyのTシャツを着てる人がチラホラと増えてきたら嬉しいなあと思ってます。それはすなわち、プロジェクトとそのストーリーに共感とか共鳴とかしてくれる人(ソウル)が増えてくれるということでもあるのかなぁと。とにかく、go parkeyは2024年シーズン(ペンキの乾きも浸透も絶好調の季節)も相変わらず正しく楽しくプッシュしていきます。ライトエナジー!!!

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go parkey的why not?ナ シンキング & タンキング、ダンシング!

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ユク年クル年、楽シク正シク燃エタ日々ノ顛末記。