go parkeyガクリニック!?LOVEゲーマーズ2DAYS。キッズクリニック最高デシタ。

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7月22日と29日の土曜日開催の『LOVE GAME by go parkey -URBAN NIGHT LEAGUE』。両日ともにゲーム前はスポルディンジャパンとアルペン・トーキョーの協力のもと、キッズクリニックが開催されました。『公園バスケを楽しむ』という合言葉で、延べ100人を超えるキッズが参加しクリニックを振り返るコラム。

Column

Article_go parkey

Photography_Kenji Nakata

We are playground basketball residents like pikeys!!!

『LOVE GAME by go parkey -URBAN NIGHT LEAGUE』前のキッズクリニック。こちらもまた公園バスケならではの面白い、楽しいドリブルスキルにみんなでトライしました。クリニックのリーダーは、「AIN’T NUTTIN’ BASKETBALL LAB」を主宰しているRICKY。彼は日本を飛び出てNYCのプレイグラウンドや公園バスケで思いきり楽しみ研鑽しプレーしてきました。そしてgo parkey代表ABとも現地でチームメイトだったりした仲です。AB本人が、RICKYが本場のストリートで表現するのを実感し、「これだ!」と思っているわけなので、間違いはありません。そんな彼にジョインしてくれたクリニックメンバーは、カツオ、オガタ、UG、マツ、シュンペイといった顔ぶれ。あれ?! ABと同じsomecityの生え抜きチーム『F’SQUAD』で長く活躍していた面々です。そこに、3x3リーグで活躍するタカクワ・ユミ、州大会のチャンピオンシップを取った事があるマイク、さらにはラブ・バスケなアウトナンバーからデン、ダイチンたちもジョインしてくれました。

みんな公園バスケに引退とかゴールはないことを知っていて、その真っ最中にいる人たちです。そんな彼らが教えるというより一緒にプレイ(ジョイン)することで、キッズもテンションが上がっていきます。今回の対象は12歳以下でしたが、元気に溢れていてとても良い雰囲気でした。順を追ったキャリキュラムとは違い、即席クリニックなので、それはいわば、その日に吸収するものだけで楽しむことができます。RICKYがリードしてくれるのは「壁のない公園バスケでいかにして自ら楽しんでいくか」ということと、そのための面白いテクニック。試合で試したら怒られちゃった、なんてことがあるかもしれないドリブル。肘を使ったドリブルでディフェンスを揺らしても、ジェイソン・ウィリアムスくらいしか褒めてくれないかもしれんません。いや、RICKYやgo parkeyも背中をプッシュします。大いに遊んで欲しいです。キッズのイマジネーション力に際限がないことを本人が自覚できたら最高です。

スケボーの技もそういった柔軟で自由な発想から次々に生まれていきます。同じストリート・カルチャーの道の上の公園バスケ。ここからRICKYや私たちを驚かせ歓喜させてくれるプレーヤーが生まれてくるかもしれません。今回はスポルディングジャパンが協賛して、参加したキッズ全員にボールをプレゼントしてくれました(クリニックで自分が使いたいグラフィックを選んでそのまま持って帰ってもらってガシガシ家でも使ってもらう)。どのグラフィックをチョイスするか。受付のそこからすでに自分だけのイマジネーションがはじまっていました。全員が同じではないこと。得意なことと不得意なことがそれぞれ違うこと。そういった違いをそれぞれが楽しむことができたらより良いです。中には、7号サイズのボールがいいというキッズもいました。それも一人とか二人ではありませんでした。これもまた良いです。どうせ大きくなるのですから、今から7号でプレーするのも理にかなっています。

それに公園バスケにジョインするとき、基本は7号ボール、リングは305cmです。世界のどこの公園、プレイグラウンドでもそれが共通言語です。いいですね、そこに頼もしさを感じました。DAY2では、スポルディングジャパンが、クリニック用に7号ボールも準備してくれました。ひとしきりクリニックをした後(RICKYたちと遊んだ後)、素晴らしいアートコートでピックアップゲームをしました。RICKYやスタッフが各コートをそれぞれ見て回りながら、キッズが初めましてのメンバーとマッチアップでゲームをします。そこにDJピエールがBGMを入れます。キッズ向けとかという気の利かせかたは無用です。彼らもひとりのプレーヤーであり、ラブゲーマーたちです。ピエールのテンション上がる選曲が、キッズをその気にさせていきます。さらにはgo parkeyのABがMCで煽るのではなく褒めちぎっていきます。やはりここでも、ナイスプレーの質は、大人も子どもも関係ありません。とくにルーズボールの場面はとても素晴らしいものがありました。

マイボールへの執着心は、自発的にこみ上げてくるものが大切です。1on1を仕掛けようとするポジティブな姿勢も同じです。公園バスケではそういったものがより求められます。気づけば、ナイスプレー、ナイステイクの連続。MCも感心してばかりでした。個人的には、リバウンドに対して、サイズやポジションの意識など皆無で関わっていこうとする部分は、大人よりもキッズの方が本能的で素晴らしいと思いました。この部分をいつか無くしてしまうのはもったいなさすぎる。公園バスケはポジションレスをより大切に実感できるところです。クリニックで見たポジティブなマインド、姿勢に私たちが良い影響を受けると同時に、大切にしていくことを再認識できる機会にもなりました。そういえば、アルペン・トーキョーから提供していただいたエネルギーゼリーはクリニックでもナイトゲームでも助けられました。熱中症には予防が重要です。全員無事で盛り上がった2DAYSでした。参加者、協賛各社、スタッフのみなさん、ありがとうございました!

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グッドナイツ!ナイトゲーム顛末記。LOVEゲーマーズ・チームGOODNIGHTS。

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