カナダ発、読むバスケマグ!『BSKT MAG』によるgo parkeyインサイド・インタビューのドラフト。

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素晴らしいイベントだった7月の『LOVE GAME by go parkey -URBAN NIGHT LEAGUE』。余韻も残像も冷めやらぬところで、少し閑話休題。go parkeyの活動やアートコートに興味を持ち、フォーカスしてくれているカナダの同人誌のような、コアマガジン『BSKT MAG』。そのインタビューのはじまり、ABと彼らのやりとりを少し紹介するコラム。

Column

Article_go parkey

We are playground basketball residents like pikeys!!!

コアマガジンであるBSKTは、広告出稿もなく好きにやってるからこその、日本にはない、カルチャーやプロジェクト部分に特化した、読むところ満載の内容になっている。そういう忌憚なき直感に忠実なマガジンは面白くて好き。遠慮がないのがいい。ということで、go parkeyのABが受けることにしたインタビュー。それが掲載された新刊がカナダの編集部から届いた。せっかくなら、ページを開くのは大久保公園がいいだろうってことで、『LOVE GAME by go parkey-URBAN NIGHT LEAGUE』の余韻も残像も冷めやらぬアートコートへ出かけていった。創刊2号目もまた創刊号に引き続き、パンチした膨大なテキストがメイン。良い意味で想像力フルフルで楽しめた。これはSNSの掲載だけでは全然足りない文字量に熱量だ。そりゃ、紙の本にするよね。本国ではもちろんすべ英語表記の仕様で販売されている。でも、せっかくならgo parkeyフォロワーにも読んでいただきたいなと思って、今回は実際にインタビューされることになったきっかけ、ドラフト(草稿)部分を忌憚なくさらっと紹介したい。

・自己紹介をお願い:

パーク・ボーラー、イベント・オーガナイザー、そしてコート・ペインターです。

・あなたのストーリーを教えて:

10歳の時埼玉の近所のコートでバスケを始めました。アメリカの短大の話。英語も話せないアジア人だったけど受け入れてもらえました。卒業後も東京をベースにしながら、バスケでジャーニーを続け、New York West 4thやVeniceBeach、上海、ウラジオストクの大会に参加したりしました。

・go parkeyをはじめたきっかけ :

子どものときの思い出が元になっていると。公園に恩返しがしたい。自分が世界でも経験した公共公園の価値を日本でも上げ、社会に広めたい。

・キッズの頃の思い出:

公園でのピックアップの日々、雨の日はニンテンドー。誰に教わるでもなく、公園に生える草のように自然にバスケへの愛を育めたのは幸運だと思う。

・東京のバスケカルチャーについて教えて:

NBAは八村選手、渡邉選手、それぞれの活躍の効果もあり、ファンが増えている。Bリーグは自前のスタジアムをつくり始め、バスケを観戦するという文化が広まりつつある。学生の人気スポーツNo.1はバスケだが、日本のバスケは体育館のために、部活の後にプレーする場所がないのが残念だ。SOMECITYというクラブスペースで行われているストリート・リーグなどは、ボーラーたちがプレーする場をつくっている。TANAという古い友人、ballaholicという人気ブランドのディレクターでもある彼は、日本初のストリートボールの写真集を発行している。

・あなたのベストムーヴを教えて:

スピンムーブ。

・バスケを知らない人にひとことで場s毛を表すとしたら何ですか:

アート、もしくは自己表現。

・日本でのバスケ観戦のオススメ方法:

日本のビールと枝豆かな。ポップコーンも好き!

・エイリアンと人類滅亡の危機をかけた試合の5人を選ぶとしたら :

笑。

Steph Curry (go parkey GSW court guest!)

Kevin Durant (go parkey KD court founder!)

Kobe Briant (GOAT)

Shaq (MONSTER)

Michael Jackson (MOONWALKER w)

・アイコニックなバスケコートは? どこにあるか:

代々木パークは行きやすくて、5オン5フルコートピックアップができる。ALLDAYという大会も行われている。それ以外だと、go parkeyがリノベ―としたコートが3つある。以下詳細。

1.Okubo Park, Shinjuku, Tokyo - 2 full courts where you can play 3on3, 4on4 half court pick up games. (also known as KD court)

2.Ikesei Park, Setagaya, Tokyo - 1 half court where you can shoot a hoop. (Also known as Golden State Warriors Court)

3.Hamacho Park, Chuo, Tokyo - 1 mini half court where you can shoot a hoop. Sometimes 3 on 3 pick up is happening.

・go parkeyがリノベしたコートはとても美しい。どうやってつくっている

のか:

ありがとう! まずコートをデザインしているのはアーティストで、私はプロジェクト全体のキュレーションをしている。アーティストが創造性を発揮できる作品にライトエナジーを放ち、そのエナジーがボーラーの創造性を刺激することになるからだ。インスタレーションには2~3週間ほどかかる。雨は友だちではないね。

・go parkeyで一番エンジョイすること:

すべてのプロセスが楽しいが、コートが出来た後に最初に打つシュート。そして、子どもたちや地元の人がコートで楽しそうにゲームをプレーし、そのコートのアートが完成する瞬間を目撃すること。インスタレーションが終わった後もコートを訪れ、コートの写真を撮ったり、一緒にピックアップゲームに混ざり、一緒に遊び、コートがアクティベートされ、カルチャーが育っている事を体感することもとても楽しい。

・あなたのチームが直面するチャレンジとは:

プロジェクト自体が新しいので、丁寧にその価値を伝えなければならない。しかし、この説明は百万回でもする覚悟がある笑 その価値を本当に信じているから。

・バスケットボールで一番楽しいこと:

カルチャーという要素。ただのスポーツではなく、カルチャーであり、ライフスタイルである、コミュニティであること。

・東京の街にプロジェクトをプレゼンするときの課題 :

東京にはスペースがない。ビルや住宅が所狭しと建っている大都市だ。フープがあスペースを見つけたとしても、土のフロアであることが多い。その許認可を得るには長期間の忍耐と努力が必要だ。

・好きなバスケットコート、プレイグラウンド。東京でも世界でも:

WEST4th New York、THE CAGE 、2011年夏にサマートーナメントや、ピックアップゲームをプレーした。ゲームのレベルが高く、なによりマンハッタンのど真ん中のロケーション、コートを囲むケージから試合を観戦する人々がいる雰囲気が素晴らしい。NYの街中のどのブロックのコートも待ちの一部になっていて素晴らしい。NYCのバスケットボールはほんとに美しい。それと、go parkeyが大久保公園で夏に行ったローンチイベント、あとはgo parkeyと旧友のTANAとballaholicとで彼の写真集をローンチしたピックアップゲーム。大久保公園のフェンスに写真をたくさん貼って、被写体のボーラーだけでなくみんなに好きに持っていってもらったんだ。今夏の大久保公園のナイトゲーム、『LOVE GAME』も付け加えたいね。

・あなたのトップ3プレーヤーは誰と誰:

Kevin Durant、

Kyrie Irving、

John Starks

・好きなバスケットボールの映画:

“Finding Forrester” (2000)、

“He Got Game” (1998)

“Uncle Drew” (2018)

“HUSTLE” (2022)

“DOIN IT IN THE PARK” (2013)

・日本のバスケットのスラングはある? 自分がよく耳にするものとかでも:

SUPASHU! → Nothing but net

CAUNTO!→ AND1

ARUITA!→ Walk

LOVE G.A.M.E →RESPECT

・タイムトラべルできるとしたら過去、未来、どこへ行きたいか:

●Past 🔙

1990 Dec 30th 、

Orlando Magic vs Denver Nuggets at Orland Arena 、30 assists by Scott Skiles 、It is a basketball romance in which a non-super star player like him onlycould achieve this and not by Stockton, Kid, Magic or WestBrook.

●Future 🔜

2025 Dec 24th Christmas Game、

Lackers vs Knicks、Spike Lee being surprised by the allyhoop by Lebron and Bronny and Adam Sander is doing high five with Jack Nicolson.

・未来のバスケットコートはどうなっていると思うか:

面白い質問だね。バーチャルとリアルがよりリンクしていると面白いよね。ポケモンGOのバスケ版みたいに。もうあると思うけど。デザインでいうと、シンプルな競技線だけのコートもミニマリズムで良いと思うけど、みんな同じコートでは退屈だよね。デザインというもの自体が発達していて、とくに屋外のコートは皆僕たちのやるようなアートコートになっていると思う。それと、go pakreyで、スケルトンのコートをつくってみたい。スケルトンボードの裏からアートを描いて、アートはそのままに、そしてボードの下から絶妙にライトアップされて選手がより立体化して見えるような。美しいし、珍しいし、バスケットをコートごと異空間なものにしてくれると思う。

・次のプロジェクトは何? 取り組んでいるプロジェクトで教えてもらえるものはあるか:

公共事業というプロジェクトの性質上、シークレットなんだけど、秋口にローンチする予定の新しいプロジェクトがあるとだけ言える。今は絶賛準備中だから楽しみにしてて!

Lastly, a big shout out to Project Backboard, 2K FOUNDATION, Kevin Durant Foundation, Golden State Warriors, Rakuten, Spalding Japan, city governments, SENN from Sb Magazine, go parkey media team, volunteers, my family, friends, and beautiful artists who have supported the projects of go parkey. Thank you Alain.

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