アーバンナイト!LOVEゲーマーズたちの1日。そのメモ。
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7月22日と29日の土曜日開催の『LOVE GAME by go parkey -URBAN NIGHT LEAGUE』。DAY1が終わった翌日の空は、まるで撤収作業が終わった直後のアートコートのような雲ひとつない青空でした。そのメモランダムなコラム。
Column
Article_go parkey
We are playground basketball residents like pikeys!!!
7月22日、『LOVE GAME by go parkey -URBAN NIGHT LEAGUE』の1回目。真夏の雨やどん曇り湿度君より断然に完璧に嬉しい青空だった。となると熱中症や日射病や、そしてスポーツにつきもののケガも心配になる。そういった事態がいっさいなく昼から夜までゴールできた。クリニックに、40人以上も参加してくれたキッズたち。それを見守る大人たち。そこにストーリーをつくるリッキーをはじめとするクリニック・マスターやスポルディング・ジャパンのデカボールや有志のスタッフたち。そして、アートコートと街。ざっと言ってしまうけど、その光景を俯瞰して見たとき、はっきりと感じた。それは、(We are in a beautiful moment)。すごく良い真夏の一部に、そこにいるすべての人がなっていた。ふらりと公園をショートカットして駅へと向かおうとして、ふとその歓声・喧騒に足を止めてゲームに見入った名も知らぬ人たちも含めて、真夏の絵の当事者になっていた。
この日のコンテンツは、go parkeyとして初めての試みだったキッズクリニック。そして夏夜のナイター、ピックアップゲーム。ざっくり言うと、この2つが大きな青写真。これらを立体化して実際にプッシュしてくれたクリニック・マスターやスタッフたち。そしてT.K.G、GOODNIGHTS、PARKEIESの参加チームとその顔ぶれ。そしてトゥーホットなサマーにプライズやボールなどでさらにアツいガソリン(エナジーのエレメント)を注入してくれたスポルディングジャパンに、文字通りエナジーゼリーのエナジーを提供してくれたアルペントーキョーなど。そういったサマリーやレポートは来週29日の2回目『LOVE GAME by go parkey -URBAN NIGHT LEAGUE』が終わった後日にまとめます。まとめきれないとは思うので、映像コンテンツ、写真コンテンツ、コラム、レポートなどでいろいろガチャガチャつくろうと思ってるのでウェイト・ア・モーメント、お待ちください。待ってなくてもやっちゃうけれど。で、今回はジャスト、メモランダム。楽しかった余韻のあらまし。
キッズクリニックのあとのキッズ・ピックアップゲーム。ここにどうしても、go parkey代表のABのMCとDJピエールのサウンドを入れたかった。キッズにしたらあんまり関係ないだろうけど、公園バスケからさらにいろいろなシーンを体験し知っていくキッズに、へんてこながらLOVE GAMEな大人たちが体験させてもらってきた環境を疑似体験してもらう。それはアートコートだから自然にアリになる。実際に、その音やMCのキャプションによって1対1の仕掛けのギアが上がるキッズを見て、グッと来ちゃったなあ。今回はクリニックからナイターピックアップゲームまで2面のうちの1つはオープンにした。そこは、ゲーム前のアップに使ってもいいし、キッズを応援に来た大人がシューティングしてもいい。たまたま(普段通りに)来た人がシューティングやミニゲームをしてもいい。誰もが(公園バスケという視線で)自由に使えるエリアがあるのが重要だった。
気づくと、ナイトゲームの合間に、キッズがボーラーのRYOやレフリーもしれくれたF’SQUADのUGに1on1を挑んでいる。そんな光景もまたビューティフル・モーメント。いつかはそのキッズが、やる気満載の次なるキッズの相手をしてくれることになるだろう。その頃にアートコートがもっと増やすことができていたら、なお嬉しいな。開場前に、プリントアウトした数枚の写真をフェンスに貼っていった。ナイトゲームの光量の粗さやエネルギーをとらえたTANAのラッカーパークの写真は写真集『Ballaholic』(2022)からセレクトした。夜の宴へのウェルカムボード代わり。ほかに大久保公園をリネベーションする前、リノベーション中といった写真に紛れて、去年の今頃、南中高度の強い太陽光線を一身に浴びながらひたすらグリッドを引くアーティストFATEの写真を貼った。これはgo parkeyが彼の言葉とともに、あるべきところにちゃんとありたいために貼った。
その言葉とは? その意味とは?
『自分たちが描いたアートコートの上を、(真新しいアートに足跡をつける)みんながプレイしてるのを見て、本当のアートコートが完成したのだと実感した』(FATE, 2022夏)
お手を触れてはいけない美術館の壁に飾られてるアート作品と違い、アートコートは、アーティストたちが本当に美しく描いた作品の上で縦横無尽にプレイして遊んで足跡だらけにしてこそ、本当の意味の完成になる。アーティスト本人のコメントには、とても意味があった。ちょうど1年後の夏。新しいピックアップゲーム。その1回目、go parkeyからしたら、ビューティフル・モーメントの連続で素晴らしいラブゲームだった。ラブゲーマーたちの宴は、勝ちたいより、ヤリたい・プレーしたいが基本。だから寄せ集めのはずのピックアップチームが動き出す。必然とヤリたいものたちが個人事業主のごとくヤリ合うから、誰もがゲームそのものに埋没していく。レフリングやヤジに費やすヒマもエネルギーもない。後味も最高のゲームだった。というメモランダムでした。