ハマチョーデメンテシタ後、遊ンダ

column 007

ちょうど1年前にgo parkeyが手がけた第一弾のアートコート。東京都中央区の浜町公園。1年後の2023年4月3日、修繕作業を実施。コートにひらひらと舞ってくる桜の花びらがきれいでした。咲き誇る期間は儚く短い桜は、だけど毎年必ずきれいに咲いて人々を楽しませてくれる。アートコートも美しさと同時にいたんでいくのが常だけど、ずっと楽しんでもらえるようにしていきたい。それは可能だ。

Column

Location_Tokyo Hamacho

Article_go parkey

We are playground basketball residents like pikeys!!!

浜町公園のアートコート(go parkey#001)の修繕作業は無事終了。昨年から一緒に作業をする工事業者さんたちにとっては、アートコートという概念はありません。これまでの日本の業界では、コートというものはキレイに塗って安全につくればいいだけだった。しかし、アートコートは芸術家(デザイナーではなく)の作品をコートに表現し、なおかつ通常通りの安全性ももれなく考えるもの。なので、その1つ2つ、さらに高いレベルでの美意識をもって作業しなければいけない。そこを共有させながらやるのもgo parkeyのこだわるところ。たとえば、気になる凸凹は下地材と呼ばれる、(カラー塗料をペイントする前に)硬質のセメントのようなもので埋める。それ以外の色落ちしたパターンは全体的に一層塗りする。それを作品のカラーパターンごとに塗り直す。手間はかかりますが、コート全体がキレイになってとても嬉しい。

go parkeyとしては、立ち上げ当初より、専門的な凸凹の修繕なども自分たちの手でできるようになるのが理念だった。だから、昨年冬の大久保公園(go parkey#002)のクリーニングや、今回の修繕作業を自ら率先してやることで、技術力もスキルアップしている。まるでバスケのプレイのスキルアップのように、コートに密接に関わりながら新しいことを向上させていくのが楽しい。下地材(go parkeyの秘密兵器)で埋めて、そのパターン全体を塗る。ゴール下は劣化しやすく、柑橘系や淡い青系の発色には細心の美意識が必要。コート運営時の美しさに関わってくる。こういった美意識はgo parkeyが大切にアーカイブしないといけないところ。さらに今後は、天気を鑑みて、ペイントするタイミングをディレクションしていくことがより大切だと再確認。とくに雨の多い日本ではその駆け引きが重要になってくる。これは非常にセンスがいることで、タンカー船でいう荒波を突き進む船長のような世界を見渡すビジョンがより必要になってくる。

そのディレクションは、卓上の電卓数字で理解はできないし、発注主にはわからない部分かもしれない。しかし、アートコートの恒久性を考えた時にとても大切な部分であり、専門的な部分。そして、アートコートという部分での美意識に慣れていない工事業者による香盤表では難しい部分。このディレクションをできるのは、日本ではgo parkeyだけだろう。修繕作業が終了し、なおかつコートが乾いた直後、待ちかまえていたキッズがコートに集まってきた。その光景は最高だった。グローバルな高校生たちがピックアップをはじめた。写真を撮っていたこちらに、「インスタ経由で写真をくれ」と言う。そのついでに、「ゲームに入って」と誘われ、高校生とピックアップをした。リノベして、そのコートで自分もピックアップして、こんなに楽しいことはない。このような光景をもっと増やしたい。1つでも多くアートコートをつくりたい。go parkeyはそういう場所に一緒にいたい。責任と実行力と美意識がより問われるこのプロジェクトに、ますますやりがいを感じている。

Previous
Previous

アートコートノ味ノ素?ジャナクテ、本当ノアートニマミレテ遊ブ日。

Next
Next

サクラ咲ク クリーニングと メンテナンス作戦