サクラ咲ク クリーニングと メンテナンス作戦

column 006

2022年4月。今からちょうど1年前にgo parkeyが手がけた第一弾のアートコート。東京都中央区の浜町公園。以後、利用者がたくさん増えたのもあり、一部ペイントの剥がれやクラックができたので、それを今回修繕しました。合わせて、高圧洗浄機でコート全体をきれいにして、ネットも新しいものに取り替えました。これでさらに安心して楽しんでもらえたらと。

Column

Location_Tokyo Hamacho

Article_go parkey

We are playground basketball residents like pikeys!!!

go parkeyが昨年春(2022年4月)に手がけた第一弾のアートコート。東京都中央区の浜町公園。芸術的デザインをしてくれたのはアーティスト(画家)の今井俊介。その彼の大型個展が今月から新宿オペラシティで開かれる。それと今回のgo parkeyによる修繕作業のタイミングが重なったのは単なる偶然。偶然ではあるものの、桜舞いふる美しい季節であり、本格的公園バスケシーズン到来のこのタイミングで、アーティストの作品をきれいに蘇らせることができてよかった。内容的には、コート全体を高圧洗浄機でクリーンナップし、クラックや剥がれたところをメンテナンスした。もともと、このコートは隣接した木々が生える公園の土が堆積しやすい。そのため部分的に水はけが良くないところもある。だからこそ、アーティストの今井俊介はより明るいイメージのデザインでコートを美しくしてくれた。

プレイグラウンドや公園コートというのは、経年劣化と利用者数と利用頻度が増えれば増えるほど、コートが傷むのは当然のこと。美しく、周辺環境ともなじむアートコートが完成しても(修繕しても)、ローンチしたてのあの完全体な美をキープするのは不可能だ。逆に、多くの人にたくさん使ってもらって、バスケや遊びやアートを通しての交流が増えることは大変喜ばしいこと。こんなところにも、アートコートの楽しさがある。つくったり描いたものを、ギャラリーや美術館に展示して多くの人に見てもらうのが芸術作品。注意書きには、小さく「作品にはお手を触れないように」と書かれているものだ。それが、アートコートでは、描いたものの上を走り、転がり、ジャンプし、遊びつくすのだ。アーティストの今井俊介も言っていた。「自分がつくった作品をたくさんの人が踏んで、だんだんと完成したものが傷んでいく。そのために作品をつくるなんていうのは今までにやったことがなかったし、とても面白い」。

ということで、今回は今井俊介の本舞台(どれも本気のステージだと本人はおっしゃると思いますが)の大型個展が、素晴らしい美術館で開催される。それと同じタイミングで、go parkeyにとっての本舞台、公園バスケのアートコートを修繕したのは、興味深かった。アートコートのメンテナンスに合わせて、フープのネットも新調。もうすぐ美しい桜は散りきって葉桜になってしまうけれど、気候としては公園バスケに最高のハイシーズンがやってくる。いろいろなアプローチでもいいから、アートコートで遊んで、季節感やアートも感じて、楽しく過ごしてくれたら嬉しい。そして、自分たちがまた来る、また遊ぶ、そういう大事な場所は、誰かに言われなくてもゴミなんかポイ捨てする気もないだろうし、気づいたことがあれば自分で善処もできると思う。公園バスケで遊ぶうちに、押しつけじゃない自発性、自主性も身につくものだと思ってる。go parkeyはそう思ってアートコートを増やしてゆく。

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