アートコートノ味ノ素?ジャナクテ、本当ノアートニマミレテ遊ブ日。

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go parkeyが手がけた2022年度の3つのアートコートのうちの2つのヘッドライナー、画家今井俊介。彼の大型個展が東京のオペラシティ・アートギャラリーで開催された。アートコートは彼史上最大のキャンバスだったが、彼の本来のキャンバスに描かれた色鮮やかな作品たちにも出会っておきたい。ギャラリーを訪れたときのコラム。

今井俊介|いまい・しゅんすけ

1978年福井県生まれの画家。2014年、第8回SHISEIDO ART EGG AWARDを受賞。色鮮やかなストライプやドットのパターンで立体化された素晴らしい絵画作品を世に生み出し続けている。近年の主な個展に、2017年「float」(HAGIWARA PROJECTS, 東京)、2020年「今井俊介展 point of view point」(Meeets by NADiff Wall Gallery, 東京)、2021年「Red, Green, Blue, Yellow, and White」(HAGIWARA PROJECTS, 東京)、2022年「今井俊介 スケートと風景」(猪熊弦一郎現代美術館, 香川県丸亀)などがある。現在は、6月18日まで、東京オペラシティ・アートギャラリーにて「今井俊介 スケートと風景」を開催中。

Column

Artworl_Shunsuke Imai

Article_go parkey

We are playground basketball residents like pikeys!!!

6月18日まで、東京オペラシティ・アートギャラリーにて開催されている個展「今井俊介 スカートと風景」。4月の小春日和。開催直前の内覧会に行ってきました。インスタグラムや、昨年に六本木交差点をジャックしたポップアップなどで見た今井俊介の作品も色鮮やかだった。なにより、go parkeyとともに手掛けた浜町のアートコートとイケセイのアートコートで、彼の素晴らしいカラーリングとその画風に直接的に絡ませてもらった。だからこそ、正真正銘の画家として正対する本来のキャンバスに描いた作品たちを見たい。そのワクワクとドキドキで血中濃度を上げまくってギャラリーを徘徊したチームgo parkey。いきなりグッときたのは、開会セレモニーでマイクを握った今井俊介氏の姿。ペイント中と変わらなぬテンションとスタイルで、飾らない言葉でスピーチしていた。いい感じ。それだけで自身の作品に対するエネルギーと自信を感じさせてもらえる。かっこいい。

 

画家今井俊介は、1978年福井県生まれ。自宅だけでなくアトリエにも数多くのトカゲをはじめとする多種の爬虫類を飼育している、生粋の爬虫類マニア。go parkeyはかつて浜町のプロジェクト中に、爬虫類大全をプレゼントした。そして、ひそかに思っていたのが、爬虫類もまた様々なカラーリングをもっていて、ゆったりとした動きがその色を立体化している。もしかしたら風にゆらぐスカートの彩りに閃いた今井俊介の続きがそこにあるのかもしれないということ。考え過ぎかもしれない。考え過ぎくらい、アートワークに空想力学する自由さが楽しい。今回の個展より遡ると、主な個展に、2017年「float」(HAGIWARA PROJECTS, 東京)、2020年「今井俊介展 point of view point」(Meeets by NADiff Wall Gallery, 東京)、2021年「Red, Green, Blue, Yellow, and White」(HAGIWARA PROJECTS, 東京)、2022年「今井俊介 スカートと風景」(猪熊弦一郎現代美術館, 香川県丸亀)などがある。肩書きや経歴を担保にして、人物を紹介するのは好きじゃないけれど、まあこれを見ても芸術家であること(芸術でしか生きていない)がわかると思う。go parkeyがアートコートと呼び、それをプッシュするだけの迷うことのない理念がここにある。

すばらしい、のだ。それだけでいい。あとは、見た者や、プレイグラウンドで言えばプレイしたり遊んだ者が感じ取るものがあるはず。ということで、今回、今井俊介の作品たちが集約された個展を徘徊しながら、勝手に『この作品で、●●のようなコートを塗ったら明るくなっていいね』とか『ああ、あのときの作品にたどり着く前にこの絵があったんだな』とか『海沿いにこの作品のようなコートがあったら、バスケだけじゃなくてデートにも来たくなるね』とかって、盛り上がってしまったチームgo parkey。ワクワクしてしまう。このような作品とコートをつくることができたら、どんなにキッズがハネるか。笑顔になるか。ピックアップゲームが楽しくなるか。空想力学は止まらない。それを1つでも多く実現するために、私たちはgo! go! プッシュしていくのだ。ぜひ、皆さんもこの個展もしくは今井俊介の画集を見ることができたら好き勝手に楽しんでほしい。そして、その後で、浜町やイケセイのアートコートに行ってみてほしい。ボール持っていってもいいし、ボールがなくてもいいので、アート作品を踏んづける(アート作品の上で遊んでしまえる)という空想力学の当事者になってくれたら嬉しい。

 

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日本初!!! アートコートノセカイニモアワードガアルラシイ。プロジェクトノライトエナジーヲ実感スル。

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ハマチョーデメンテシタ後、遊ンダ